独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

月アーカイブ: 11月 2011

指宿 菜の花通信(No.25)「初期臨床研修医(鹿県)減少に歯止め」

本年度、初期臨床研修医の最終マッチング結果が発表され(H23/10/27)、本県の最終マッチング者数は97名、昨年より24名増となり、平成24年度の初期臨床研修医は80名を超える見通しとなった。新しい臨床研修医制度が導入されて以降の本県初期臨床研修医数減少傾向に歯止めが掛ったと評価している。

新制度となり、H16年(初年度)105名とそれまでと大差なく、H17、18年度迄は87名、極端な減少はなかった。しかし、それ以降、都会の大病院の「魅力ある」研修状況が医学生側に伝わるようになり、H19、20、21年は57、68、54名と減少し、H20年はH16年の半分となり激減した。H20年から対策を始めたが、H22、H23年は75、64名と増加せず、H24年度やっと80名を超える見込みとなった。80名を超えるのは6年ぶりである。

我々は本県の初期臨床研修医の減少に手をこまねいていたわけではないがいろいろの条件で対策が打てなかった。しかし、このままでは鹿児島の地域医療は崩壊すると有志(臨床研修病院院長)が集まり、H20年春、医学生向けの「鹿児島県初期臨床研修病院合同説明会」を開催、鹿児島の研修医を増やす活動が始まった。

平成21年5月には「鹿児島県初期臨床研修連絡協議会」が発足、この協議会には県医師会、鹿児島県、鹿児島大学医学部、14の県内管理型臨床研修病院、公的病院会、全日本病院協会鹿児島支部の代表が参加し、オール鹿児島体制での取り組みを始めた。

本協議会は初期臨床研修医の希望する「魅力ある研修プログラムの作成・改変」「研修条件の改善(給与の改善、宿舎の提供)などに取り組み、県医師会は「医師不足対策基金」を立ち上げ、研修医への生活支援、研修医獲得活動への援助を行った。魅力ある研修体制の整備を進める一方でそれを医学生に知らせる活動も強化した。医学生への本県研修病院の研修内容を説明する合同説明会(春、秋2回)の開催、東京、大阪、福岡で開催されるレジナビフェアー等への参加など本県研修病院の紹介・露出を積極的に行ってきた。

また、鹿児島県出身の他県医学部在学中の学生への働きかけも強め、大学所在地まで出かけて行う説明会(出前セミナー)を琉球大学はじめ9大学で行った。こうした活動が少しずつ実ってきたのではないかと思っている。しかし、この制度が始まる前は約100名の新人医師が鹿児島に残っていたので、最終的にはそれを超える事を目標にしている。

物事を進めるには実行部隊が必要である。この活動の事務局を担っているのは県保健福祉部地域医療整備課である。私と共に行動する「公務員」は信じられないぐらいよく働く人ばかりだ。

平成23年11月16日

 国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦

当院について 院長あいさつ ロゴマークについて 新病棟のご紹介 病院の理念 病院概要 地域医療支援病院 鹿児島県がん診療指定病院 開放型病院 指宿医療センターヘリポート 臨床研修 地域医療研修センター 情報公開 個人情報ファイル管理簿 文書ファイル管理簿 「情報公開・個人情報保護総合案内所」に関する広報 法令違反に関する外部からの通報手続きについて 節電行動計画 バリアフリー情報 出前講座 絵画展示のご案内 イベントカレンダー DPCデータによる当院の病院指標 平成27年度 病院指標 平成28年度 病院指標 ボランティア募集 新病棟建設工事の進捗状況 医師募集
診療科紹介 消化器科 循環器科 総合診療内科 小児科 外科 泌尿器科 産婦人科 麻酔科 眼科
部門紹介 看護部 看護部の概要 教育体制 看護単位(病棟)の紹介 薬剤科 治験管理室 診療放射線科 研究検査科 栄養管理室 リハビリテーション科 医療安全管理室 地域医療連携室 ひなぎく病児保育室
外来のご案内 外来を受診される方へ 外来案内図 今月の外来担当医師 文書料および予防接種料 セカンドオピニオン 人間ドック 専門外来担当医師・診療時間 物忘れ外来 母乳外来 遺伝カウンセリング外来
入院のご案内 初めて入院される方へ 病棟案内図
コラム 目の前で人が倒れたら? 子どもの病気について 月経困難症について 女性ホルモンと骨粗しょう症について これからママになるみなさんへ たばこの害について
お知らせ アクセス お問い合わせ 採用情報 プライバシーポリシー サイトマップ
独立行政法人国立病院機構指宿医療センター
891-0498 鹿児島県指宿市十二町4145
【電話】
0993-22-2231 【FAX】0993-22-3149(ファックス) 【地域医療連携室FAX】0993-22-2772

Back to top

Copyright © 2013 National Hospital Organization Ibusuki Medical Center All Rights Reserved.

指宿 菜の花通信(No.25)「初期臨床研修医(鹿県)減少に歯止め」

本年度、初期臨床研修医の最終マッチング結果が発表され(H23/10/27)、本県の最終マッチング者数は97名、昨年より24名増となり、平成24年度の初期臨床研修医は80名を超える見通しとなった。新しい臨床研修医制度が導入されて以降の本県初期臨床研修医数減少傾向に歯止めが掛ったと評価している。

新制度となり、H16年(初年度)105名とそれまでと大差なく、H17、18年度迄は87名、極端な減少はなかった。しかし、それ以降、都会の大病院の「魅力ある」研修状況が医学生側に伝わるようになり、H19、20、21年は57、68、54名と減少し、H20年はH16年の半分となり激減した。H20年から対策を始めたが、H22、H23年は75、64名と増加せず、H24年度やっと80名を超える見込みとなった。80名を超えるのは6年ぶりである。

我々は本県の初期臨床研修医の減少に手をこまねいていたわけではないがいろいろの条件で対策が打てなかった。しかし、このままでは鹿児島の地域医療は崩壊すると有志(臨床研修病院院長)が集まり、H20年春、医学生向けの「鹿児島県初期臨床研修病院合同説明会」を開催、鹿児島の研修医を増やす活動が始まった。

平成21年5月には「鹿児島県初期臨床研修連絡協議会」が発足、この協議会には県医師会、鹿児島県、鹿児島大学医学部、14の県内管理型臨床研修病院、公的病院会、全日本病院協会鹿児島支部の代表が参加し、オール鹿児島体制での取り組みを始めた。

本協議会は初期臨床研修医の希望する「魅力ある研修プログラムの作成・改変」「研修条件の改善(給与の改善、宿舎の提供)などに取り組み、県医師会は「医師不足対策基金」を立ち上げ、研修医への生活支援、研修医獲得活動への援助を行った。魅力ある研修体制の整備を進める一方でそれを医学生に知らせる活動も強化した。医学生への本県研修病院の研修内容を説明する合同説明会(春、秋2回)の開催、東京、大阪、福岡で開催されるレジナビフェアー等への参加など本県研修病院の紹介・露出を積極的に行ってきた。

また、鹿児島県出身の他県医学部在学中の学生への働きかけも強め、大学所在地まで出かけて行う説明会(出前セミナー)を琉球大学はじめ9大学で行った。こうした活動が少しずつ実ってきたのではないかと思っている。しかし、この制度が始まる前は約100名の新人医師が鹿児島に残っていたので、最終的にはそれを超える事を目標にしている。

物事を進めるには実行部隊が必要である。この活動の事務局を担っているのは県保健福祉部地域医療整備課である。私と共に行動する「公務員」は信じられないぐらいよく働く人ばかりだ。

平成23年11月16日

 国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦