独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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指宿メッセージ No.04 地域医療ビジョン

2015年6月24日(水) 指宿メッセージ


 人口減少、少子高齢化、総医療費の高騰などを踏まえ、日本の医療改革(特に地域医療)が必要である事は、医療人はもちろん、一般の方も知る所である。鹿児島県でも県地域医療構想検討会、保険医療圏地域医療構想懇話会が始まろうとしている。地域医療に携わる関連機関が話し合い、今後の日本の医療の在り方が決まると言っても過言ではない。それほど重要でかつ待ったなしの状態である。また、団塊の世代が75歳を超える2025年問題も良く言われているが、都市部と田舎では状況があまりにも違いすぎる。2025年までに東京23区では医療必要度が12%増加、介護必要度は42%増加。鹿児島市でも10%増加(医療)、32%増加(介護)。一方、指宿市は3%減少(医療)、7%増加(介護)。指宿周辺地域では現在が両者ともピークで8%減少(医療)、3%減少(介護)すると予想されている(表1)


【表1】(高橋 泰らの指標に基づく)


医療圏東京23区鹿児島市指宿市南薩
(南薩摩半島4市)
医療必要度
2025年/‘35
+12.4/+20.7%+10.0/+9.3%-2.7/-10.8%-7.9/-16.3%
介護必要度
2025年/’35
+41.7/+51.3%+31.6/+46.2%+7.3/+10.2%-2.5/-1.7%

 東京ではいかに施設を増やすか。いかに医師などの医療スタッフを揃えるかが喫緊の問題で、地方はどこの施設をどのような形(機能)で残し、人口当たりの医療および介護施設の適正化を図るかが問題となっている。都市部の高齢者を田舎に移住させる提案も出されているが、実際は二の足を踏む人が多いのではないだろうか?生粋の江戸っ子が指宿に行くだろうか。たいていは生まれ育った地元を好むはず。田舎より便が良い都市部のマンションへ移り住む高齢者も多いと聞く。2025年問題に対する医療改革は一筋縄でいかない事は歴然としている。どこに落としどころを持っていくのか。


 高齢化率から言えば、現在指宿は日本の2030年を走っており、周辺地域ではすでに2050年を走っている。現時点で、田舎では2025年問題はとっくに過ぎている。今回の地域医療構想についても都市部の介護問題や医療費高騰がクローズアップされ、初めて本腰を入れた感もあり、遅すぎたぐらいである。今回の地域医療ビジョンは具体的に実行性のあるものでなくてはならない。鹿児島県は人口当たりの病院数、病床数が日本の中でも特に多い地域であるが、一方では急病患者のために入院施設を残さざるを得ない地域の事情もある。病院、病床の厳格な適正化を行い、かついかなる患者さんも切り捨てないという超難問を突き付けられているのだ。医療・介護が追い付かなくなる都市部から地方に移りなさいではなく、自然にこの町に住みたい、移りたいと思わせる魅力ある町づくりができるかが鍵と思っている。今回の地域ビジョンは医療・介護に限ったことではなく、総合的な田舎力を試されている。知恵を出し合い、地域から日本の医療の在り方の提案をしよう。近視眼的な、場当たり的な対処法ではなく、本物の医療・介護システムを!



平成27年6月24日


 国立病院機構指宿医療センター 院長
 田 中 康 博


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