ホーム » これからママになるみなさんへ

これからママになるみなさんへ

妊娠や出産についての疑問や不安はありませんか

妊娠から産後まで

出産までの流れ(マタニティカレンダー)

マタニティカレンダー(印刷用)

時期 健診・検査(医師診察) 保健指導(助産師外来) 手続き・準備など
2ヵ月 4週 問診、妊娠の診断
尿検査(妊娠反応)
超音波検査(胎児心拍確認)
流産予防
つわりの対処
職場への報告
5週
6週
7週
3ヵ月 8週 妊娠週数確認、予定日決定
妊娠届出書発行
妊娠初期検査
(尿、血液検査、子宮がん検診)
妊婦健診について
口腔衛生
マイナートラブル
母子手帳交付
産科医療保障制度加入手続き
9週
10週
11週
4ヵ月 12週 妊婦健診(4週に1回)
超音波検査(胎児発育、胎盤位置)
母親学級1回目
腹帯について
乳房の観察・手入れ
貧血予防
妊娠高血圧症候群の予防
切迫早産の予防
勤労妊婦への指導(産休など)
体重管理
 
13週
14週
15週
5ヵ月 16週 分娩場所の確認
17週
18週
19週
6ヵ月 20週 胎児スクリーニング検査  
21週
22週
23週
7ヵ月 24週 妊婦検診(2週に1回)
超音波検査(胎児発育、胎盤位置)
クラミジア検査、子宮頸管長測定
 
25週
26週
27週
8ヵ月 28週 母親学級2回目
胎動チェック表について
貧血予防
切迫早産の予防
妊娠高血圧症候群について
体重管理
分娩の兆候
聴力検査について
バースプラン
29週
30週 血液検査(貧血、血糖)
31週
9ヵ月 32週
33週 育児準備状況
入院準備について
34週 GBS検査
35週
10ヵ月 36週 妊婦健診(週に1回)
血液検査(貧血)
超音波検査(胎児発育)・内診
NST(胎児心拍と子宮収縮)
乳房の観察・手入れ
☆妊娠37週に入りました
乳頭マッサージを始めましょう
 
37週
38週
39週
  40週
41週

※妊婦健診では毎回、血圧、尿たんぱく、尿糖、浮腫、胎児心拍、腹囲、子宮底長をチェックします。

※当院では毎月川辺保健センターで乳産婦健診を実施しております。

母親学級

母親学級では座学に加えて、分娩室見学、病室見学を実施いたします。

※現在は個別で対応しております。

入院の準備・時期について

入院に必要なもの(妊娠28週を過ぎたら準備しましょう)

お母さん用
  • お産セット(妊娠32週までには当院の売店で購入していただいております)
  • パジャマ 2~3枚(1枚は前開き、2枚は授乳ができれば何でも可)
  • 産褥ショーツ 2枚、生理用ショーツ 2~3枚
  • 授乳用ブラジャー(ワイヤーなし) 2~3枚(普段より大きめサイズをご準備ください)
  • バスタオル2枚、フェイスタオル4~5枚
  • 母乳パッド
  • スリッパ
  • コップ(割れないもの)、お箸
  • イヤホン
  • 洗面道具、歯磨きセット、ティッシュ、シャワー用具
  • ガウンなどの羽織るもの(季節に応じて)
赤ちゃん用
  • 退院時のベビー服一式(ベビードレス、短肌着、長着、おくるみ など季節に応じてご準備ください)
  • おしりふき(当院のお産セットに入っていますが、赤ちゃんはオシッコ等が多いのでご準備ください)
  • ガーゼ 4~5枚(授乳時に使用します)

※赤ちゃんは、肌がデリケートなので、赤ちゃん用品は必ず洗濯してご準備ください。

その他
  • 診察券
  • 保険証
  • 母子健康手帳

お産セットの中身

院内売店(地下1階)にて販売しております。妊娠32週までには購入してください。

  • 産後パッド(お産直後に使用するナプキンとショーツがセットになったもの)
  • 産褥ショーツ M1枚
  • 清浄綿 1箱
  • ナプキン(L・M・S) 各1袋
  • 赤ちゃんのおしりふき 1袋
  • 胎盤入れビニール袋 1枚
  • 赤ちゃんのおへそ箱
  • 簡易の骨盤ベルト 1枚

入院時期

下記のような症状がある場合は、病院へ電話し、来院してください。

陣痛

  • 初めてお産をされる方 10分毎に規則的な陣痛が来た時
  • 一度でもお産をされた方 15~20分毎に規則的な陣痛が来た時

破水や出血

  • お水が流れる感じ(破水感や出血(生理のような出血)があったときは入浴をせずにお越しください)
  • おしるし(おりものに血が混じったもの)は、分娩時期が近づいている証拠です。心の準備や入院準備用品を再度確認するなど準備しておいてください。出血が増える場合は必ず連絡してください。

※注意

  • 連絡は、必ず本人様にてお願いします(氏名、妊娠週数、分娩予定日、初産・経産、現在の症状、来院までの所要時間)
  • 入院期間はお産後6日間となります。

入院中の生活

1日の流れ

時間 お母さん 赤ちゃん
6:00 起床  
8:00 朝食  
8:30 診察、処置  
9:00 シャワー浴 検温、沐浴、処置、検査
10:00 検温、乳房観察、指導  
12:00 昼食  
14:00 指導 聴覚検査(希望者のみ)
16:00 診察、処置  
18:00 夕食  
21:00 消灯  

※検温は分娩や処置などで遅れることがあります。また、状態によって検温の程度が異なります。

※母児同室もできます。その際、注意事項がありますので助産師にお問い合わせください。

お部屋について

特別室 E(4床室)
料金
1日あたり 1,500円
アメニティ
共用シャワー(産科専用)、テレビ、ミニ冷蔵庫、クローゼット、収納引き出し(鍵付き)、収納スツール、応接用椅子
特別室 C(個室)
料金
1日あたり 3,500円
アメニティ
シャワー、トイレ、テレビ、応接セット、ミニ冷蔵庫、収納引き出し(鍵付き)、収納スツール
LDR

LDRとは、陣痛、分娩、回復を同一の部屋で行える居室のことを言います。陣痛がピークに達してから分娩室に移動する必要が無いため、出産による母体への負担が軽減されます。また、ご家族用のソファーベッドも設置してあるため、立ち合い出産を行う場合にも大変便利です。

料金
1日あたり 3,500円
アメニティ
シャワー、トイレ、ソファーベッド、テレビ、応接セット、ミニ冷蔵庫、収納引き出し(鍵付き)、収納スツール

食事について

当院の食事は栄養バランスに考慮して野菜をたっぷり摂れるメニューとなっております。また、出産後には新しい命の誕生を祝うお祝膳を提供しております。

授乳中でも安心して召し上がれる脂質・糖質を控えたメニューで、食物繊維が豊富な胚芽パン、低脂肪で鉄分豊富な赤身肉のステーキなど産後に嬉しい料理をご用意しています。

出産

ご家族にとって素晴らしい思い出となるよう、まごころをこめてサポートいたします。

立ち合い分娩は、どなたでもできます。※現在はコロナ感染予防のため、行っておりません。

自然分娩(分娩時は助産師がサポートします)

当院小児科医師による赤ちゃんのケアを行っており安心です。鹿児島大学・鹿児島市立病院と連携も行っております。

指導・診察

  • 授乳指導/毎日
  • 帰室指導:赤ちゃんのお世話の仕方などを産後1日目に行います。
  • 沐浴指導:産後3日目
  • 沐浴実施:産後4日目
    沐浴について、ご家族も参加ご希望の際は助産師にお声掛けください。
  • 退院指導:産後5日目
  • 退院診察:産後5日目

※状態によっては経過と前後する場合があります。

シャワーについて

経過がよく、ご気分が良い場合

  • 産後1日目より開始(帝王切開の方は、術後2日目より開始)
  • 時間帯は、9:00~15:00

初回ご利用時に、助産師が案内いたします。

赤ちゃんの検査、診察について

  • 先天性代謝異常検査・・・・生後5日目
  • 黄疸・・・・・・・・・・・生後5日目
    児の状態によっては、数回検査することがあります。その際は、必ず説明いたします。
  • 聴覚検査(希望者のみ)・・・生後2~3日目
  • 小児科医診察・・・・・・・生後2~3日目

記念品

赤ちゃんの足型台紙をプレゼントさせていただきます。

産後

  • 母乳外来
  • 1カ月健診

留意事項

当院からのお願い

  1. 赤ちゃんを守るため、発熱や嘔吐・下痢をされている方はご面会をご遠慮ください。小さいお子様(未就学時)の赤ちゃんとのご面会は、体調がよく、伝染性の病気(はしか・水ぼうそう・感染性胃腸炎等)にかかっている可能性のない場合に可能です。季節によっては面会制限していることもありますので必ずスタッフへおたずねください。
  2. 面会時間は、分娩当日を除き、平日は午後2時~午後8時まで。日曜・祝祭日は午前11時~午後8時までとなっております。お仕事等で面会時間を過ぎる場合は、スタッフへお声かけください。
  3. 院内は禁煙・禁酒です。喫煙所を設けておりますのでスタッフへお尋ねください。
  4. 原則として、ご家族様の宿泊はご遠慮いただいております。
  5. 盗難防止のため、貴重品はお持ちにならないでください(宝石類や多額の現金など)。
  6. 顔や爪の色などで体調観察しておりますので入院中のお化粧はなさらないでください。

里帰り出産

  • 当院で里帰り出産を希望される妊婦さんは、遅くとも妊娠34週台までには当科外来を受診されますようお願いいたします。
  • 受診される前に産婦人科外来にお電話(代表:0993-22-2231)いただき、受診の予約をおとりください。
  • 受診予約の受付時間は、月曜~金曜の14時~16時です。
  • はじめて当科を受診される際には、かかりつけ医からの診療情報提供書(紹介状)をご持参ください。

今回の妊娠中に何らかの異常を指摘されている場合、あるいは過去の妊娠・出産において経過中に何らかの問題があった、という患者様は、当科での妊娠分娩管理をお引き受けできない場合がございます。そのような方で当院での里帰り出産をご希望される場合には、一度早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

妊娠中の感染予防

妊娠中のインフルエンザ予防接種について

妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けてよいか?という問い合わせをよく受けます。

妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすいことが知られており、妊娠中にはできるだけインフルエンザにかからない方がいいといえます。外出時のマスク着用、うがい、手洗いなど、予防対策を心がけましょう。

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり理論的にも妊婦、胎児への影響はなく、流産が増加した、あるいは胎児に異常が発生した、という報告もないことから、全妊娠期間を通じてインフルエンザワクチン接種を希望する妊婦さんに接種が可能です。

また妊娠後期にインフルエンザワクチンを接種した場合、産まれた赤ちゃんの生後6ヵ月までのインフルエンザにかかる頻度が減少するという報告があり、母児ともにメリットがあるといえます。

インフルエンザワクチンは、効果が得られるまで2-3週間を要するため、流行が始まる10-11月頃に接種するのが理想とされています。

もちろん授乳中でも乳児への影響はないため、産後の方にも接種は可能です。

(参考文献 産婦人科診療ガイドライン 産科編 2014年度版)

インフルエンザワクチンは近くの病院や職場など、どこで受けても問題ありませんが、当院でも予防接種を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

妊娠中の風疹感染について

妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎内感染により白内障や緑内障などの眼症状、先天性心疾患、難聴などを示す先天性風疹症候群(CRS)の原因となります。CRS発症リスクは風疹感染時の妊娠週数が進むにつれ減少することが知られています。

  • 妊娠4-6週:100%
  • 妊娠7-12週:80%
  • 妊娠13-16週:45-50%
  • 妊娠17-20週:6%
  • 妊娠20週以降:0%

(産婦人科ガイドライン 産科編 2014年度版より)

妊娠初期の血液検査で風疹抗体価の測定を行い、高値であった場合や、風疹患者との接触、風疹のような症状(発疹、発熱、リンパ節腫脹)がみられた場合には、風疹感染の有無を確認するための検査を行っています。

一方で風疹抗体価が16倍に満たない場合、現在の風疹感染は否定的ですが、その後の妊娠期間中、もしくは次の妊娠時に風疹にかかってしまう可能性があります。幼児期~学童期の予防接種制度の変遷により、近年の若年女性では風疹ワクチンの接種を行ったことがなく風疹抗体価が低い方が増えており、風疹の流行もしばしば報告されています。

妊娠初期の検査で風疹抗体価が低いといわれた妊婦さんは、妊娠中に風疹にかからないように予防対策(マスク着用、うがい、手洗い、風疹にかかっている人との接触を避けるなど、通常のウイルス感染症の予防対策でOKです)を行うことと、出産後早期に風疹ワクチンの接種をお勧めしております。当院では産後1か月健診の時に希望される方に風疹ワクチン接種を行っています。

また今後妊娠を考えている方で、以前の妊娠時に風疹抗体価が低めであるといわれたことがある方も、次の妊娠する前に風疹ワクチンを接種することが推奨されています。

風疹ワクチン接種は当院で行うことができます(6,000円)ので、産婦人科外来にお問い合わせください。

マタニティーヨガ教室

指宿医療センターでは当院通院中の妊婦さんを対象としたヨガ教室を開催しております。

ヨガの呼吸法、リラックス法には妊娠中の体調不良の改善効果、お産が楽になる効果があります。

また妊娠中の運動不足やストレス解消にも役立ち、どの妊娠週数でも参加可能ですので、多数のご参加をお待ちしております。

  • 参加ご希望の妊婦さんは産婦人科外来で申し込みを行ってください。
  • 水分補給のための飲料水、保温や動作時の補助具として用いるハーフケットをご持参ください。
参加費 無料
日時
場所 リハビリテーション室