独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

指宿メッセージ No.11 都市型災害と田舎の役割

2016年5月18日(水) 指宿メッセージ

 平成28年4月14日、16日、熊本で震度7の今まで経験したことの無い地震に見舞わられた。東日本大震災の教訓からかDMATなどの運用はスムーズに行った印象が有るが、慢性疾患を有する患者、成育医療と子育て世代のケアの対応は後手に廻った感がある。

 日本は世界有数の災害大国で常に自然の驚異に脅かされてきた一方、自然の恩恵も受けながら先祖代々生活をしてきた。自然災害の脅威は決して人の手で防げるものではないが、少しでも知恵を絞って対処することは可能である。熊本でも災害医療の中軸となった救急病院や医療行政機関が機能していたことは幸いであった。

 行政、経済、安全(医療)が災害で一変に機能不全に陥ったら最悪である。小説「首都崩壊(高嶋哲夫著)」ではないが、すべての中心が一極に集中していること自体が最大のリスクになっているのかもしれない。

 繰り返される災害に対し、全国はもとより、地域でも政治・経済・医療の機能を分散しておくのはどうだろう。例えば機能マヒに陥った都会の医療を助けるために田舎の病院が一時的に拠点になるような仕組みである。

 当院の敷地は広く、ヘリポートを有し、陸・海・空ルートからの搬送が可能で、桜島、川内原発から50km強離れている。来年春の新病棟移転後の旧病棟(耐震補強済み)を非常時医療施設や避難施設に使用できないだろうか。登録しているスタッフに集まってもらい、ボランティアの支援を頂ければ、一度に多くの患者さんを収容(100-200人)可能で、災害に立ち向かう強い災害復興システムが創れると思っている。但し、このシステムでは日頃からある程度機能を維持しておかなくてはならない。

 地域再生を地域の中だけで考えると人口減少が止まらない状況では尻すぼみになってしまう。何らかの付加価値をつけ、常日頃より田舎も活躍できる場を提供することが肝要である。都市の一大事に田舎が守るような形も地域創生の一つの形。期待に応えたいと思っている元気な地域は多いのではないだろうか。

平成28年5月18日

 国立病院機構指宿医療センター 院長
 田 中 康 博

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