独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

指宿 菜の花通信(No.107)「田舎医者の流儀(82)・・・筍」

2018年5月7日(月) 菜の花通信

 農園の周囲4分の3は竹林になっている。その半分は孟宗竹が生えていて、当然、農園の方にも侵入してくる。2年目になるので、筍の出始めに気づけるようになり、地面からわずかに穂先が出たり、モグラでもいるのかと思える土の盛り上がりがあったりして判るようになった。今年は10本位の筍を掘り出した。用があり数日農園に行けないと、1メートル位に成長して、その成長の早さにびっくりさせられる。

 筍掘りは初めてであった。ネットで調べると葉がついている方向に、穴掘りするといいらしい。一本目は慎重に穴掘りしたが、半分位のところで折れてしまった。二本目はかなり深くまで掘ったが、まだまだ完全には取れてこない。農園を見回りしてくれる徳さんが来てくれたので、掘ってもらった。徳さんはさすがに上手で、根まで掘ってお店で売っているような形の良い筍を収穫できた。

 家で料理して、食べたが大変柔らかく、甘みもありおいしく頂いた。筍をおいしいと思って食べた記憶はあまりないが、自分で、苦労して収穫したせいか、収穫したその日のうちに食べたせいか、なんだかおいしく思えた。

 周りの竹林の筍の成長は早い。数日見ない間に背丈の2倍ぐらいに成長している。まっすぐ伸びているのを見るのは楽しい。今年も本県には102名の新人医師が入ってきた。2年続きの3桁の研修医確保を大変嬉しく思う。ある程度一人前になるには時間が掛かる。診療科によって違いはあるが、内科では10年位はかかる。多くの研修医がまっすぐに育って欲しいと願うばかりだ。

 大学病院に24年間、鹿児島医療センターに17年間在籍し、定年後8年間も研修医確保の仕事をしてきた。その為、絶えず新人医師と付き合い、その成長を見守る立場にあった。給与や勤務条件に厳しい者もおれば、そんなことは二の次で技術習得や研究に熱心な医師もいた。私は条件の決して良くない所に飛び込み、道を切り開く多くの人材・後輩に恵まれた。誇りだね。

 私の友人のM医師は若い頃から、70歳を超えた今も、「先生こんな面白い所見が取れたよ、見たことなかったでしょう」とパソコンの画像をみせて「自慢」する。患者さんや病気の話をするM先生は生き生きとして楽しそうだが、管理面の話になると暗い?表情になる。臨床家としてのみだけで生きて行って欲しいが、ある年齢になると悲しいかなそうはいかない。それにしても、幾つになっても、医師になった原点を持ち続けている人と話したり、飲んだりするのは楽しい。

平成30年5月2日

国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦

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