独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

月アーカイブ: 1月 2012

指宿 菜の花通信(No.28)「田舎医者の流儀(3)・・・おばかに見える真っすぐさ・・・」

東北・関東大震災から10ヵ月近くを経て、2012年新年となった。復興は被害の大きさもあって遅々として進んでいない。更に福島原発事故により放射能汚染に曝された地域は復興の道筋すら立っていない。困難な課題であるが、知恵を出し合い、譲り合い解決に向けての努力が求められている。

政治の方は野田政権が誕生して4カ月しか経たないのに、早くも支持率は40%を切り、相変わらずの短命内閣の様相を呈してきた。年に一回総理大臣を変えて、この日本はどうなるのだろう。ギリシャ型の破綻を回避するには、いつかは消費税の値上げは避けられないのだろう。しかし、その前にすることがある、国会議員の定数削減・給与削減、公務員の人件費の削減などだ、国民が求めている事をさっさとやれば良い。国会で反対が多いのなら解散して、それで民意を問うたら良い。国民は冷静な判断を下すと思う。

「おばかに見えるほどの真っすぐさ。あれが最大の武器」。ソフトバンクの川崎宗則内野手が大リーグマリナーズ入りを目指していることに対するイチロー選手のコメントだ。30歳の川崎選手が今の保障されたレギュラーのポジション、高給を捨て、何の保証もされない世界に飛び立とうとしている。ただただ、自らの理想のためであろう。その「真っすぐさ」を見抜き、評価するイチローの見識の高さに脱帽する。いずれにしろ、この薩摩のサムライ・川崎選手に拍手を送りたい。

この国には評論を生業とする者が多すぎる。自分は安全な所に身を置き、戦わずして、御高説を垂れている。批判を覚悟で、自らの「小さな権益」を捨て行動する人が求められている。「おばかに見える真っすぐさ」が必要で、この難しい時代を変えるにはそんな人が求められている。

医師になって40数年、多くの若い医師と接してきた。今は教授となった某先生は、医師になり始めの頃、患者さんを診るとこのケースは面白いですね。症例報告が出来るかもしれないといつも言っていた。実際は経験不足のために、ありふれたケースをそういうふうに言うことも多かった。しかし、この先生は伸びて行った。優れた研究をし、論文も多数発表し、教授にもなった。

研修医をはじめ若い先生方と接する事が多い。研修の条件、給与などもそれはそれで大事と思う。もっと大事なことは医師になろうと思った原点、どういう医師を目指すかと言うことだ。「おばかに見える真っ直ぐさで」追求していきたいものだ。

平成24年1月17日

 国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦

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指宿 菜の花通信(No.28)「田舎医者の流儀(3)・・・おばかに見える真っすぐさ・・・」

東北・関東大震災から10ヵ月近くを経て、2012年新年となった。復興は被害の大きさもあって遅々として進んでいない。更に福島原発事故により放射能汚染に曝された地域は復興の道筋すら立っていない。困難な課題であるが、知恵を出し合い、譲り合い解決に向けての努力が求められている。

政治の方は野田政権が誕生して4カ月しか経たないのに、早くも支持率は40%を切り、相変わらずの短命内閣の様相を呈してきた。年に一回総理大臣を変えて、この日本はどうなるのだろう。ギリシャ型の破綻を回避するには、いつかは消費税の値上げは避けられないのだろう。しかし、その前にすることがある、国会議員の定数削減・給与削減、公務員の人件費の削減などだ、国民が求めている事をさっさとやれば良い。国会で反対が多いのなら解散して、それで民意を問うたら良い。国民は冷静な判断を下すと思う。

「おばかに見えるほどの真っすぐさ。あれが最大の武器」。ソフトバンクの川崎宗則内野手が大リーグマリナーズ入りを目指していることに対するイチロー選手のコメントだ。30歳の川崎選手が今の保障されたレギュラーのポジション、高給を捨て、何の保証もされない世界に飛び立とうとしている。ただただ、自らの理想のためであろう。その「真っすぐさ」を見抜き、評価するイチローの見識の高さに脱帽する。いずれにしろ、この薩摩のサムライ・川崎選手に拍手を送りたい。

この国には評論を生業とする者が多すぎる。自分は安全な所に身を置き、戦わずして、御高説を垂れている。批判を覚悟で、自らの「小さな権益」を捨て行動する人が求められている。「おばかに見える真っすぐさ」が必要で、この難しい時代を変えるにはそんな人が求められている。

医師になって40数年、多くの若い医師と接してきた。今は教授となった某先生は、医師になり始めの頃、患者さんを診るとこのケースは面白いですね。症例報告が出来るかもしれないといつも言っていた。実際は経験不足のために、ありふれたケースをそういうふうに言うことも多かった。しかし、この先生は伸びて行った。優れた研究をし、論文も多数発表し、教授にもなった。

研修医をはじめ若い先生方と接する事が多い。研修の条件、給与などもそれはそれで大事と思う。もっと大事なことは医師になろうと思った原点、どういう医師を目指すかと言うことだ。「おばかに見える真っ直ぐさで」追求していきたいものだ。

平成24年1月17日

 国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦