独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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指宿メッセージ No.10 病院の在り方in人口減少

2016年4月13日(水) 指宿メッセージ


 平成28年3月31日、新病棟建設の入札が一回で落札されホッとしている。40年以上経つ旧国立病院時代からの古い病棟を大事に使ってきたが、いよいよ手狭になり、医療提供に支障が出ていたところだ。患者さんにとっても、職員にとっても来春の新病棟完成が待ち遠しい。


 電子カルテ導入も決まった。救急医療を掲げながら、まだ紙カルテを使用していたことに驚く人もいると思う。いずこの地域中核病院と同様、経営的に余裕がなかったからだ。投資も医療機器を優先し、業務利便性の高い電子カルテ(電カル)は、後回しにせざるを得なかった。


 コピペに慣れている電カル世代の若い医師にとって、紙カルテ記載、胸部レントゲンなどの画像の写しには戸惑っている者もいるが、逆に新鮮味を感じている者もおり、紙カルテも捨てたものじゃない。効率性、確実な記録、保存には電カルに分があるが、紙カルテに温かみを感じるのは私だけだろうか。万年筆で書かれた粋なカルテにあこがれたものだ。


 人口減少著しい高齢化社会の中でどのような病院がふさわしいか、検討に検討を重ねてきた。地方からも患者が集まる都市型病院では、新病院のサイズ予測が多少間違っていても運用の頑張りでどうにかなる事もあるが、地域の病院ではそうはいかない。当院の登録病床は271床であるが、平成18年より3病棟を休棟し、現在は143床で運営してきた。しかもすべて7:1の急性期病床。


 人口減少まっただ中の病院は今後どうすべきなのか。しかも20%ほどの地元医療機関が廃院、撤退を考えていると聞いている。病床を減らすべきか、増やすべきか。急性期をすべきか、一部慢性期にすべきか。地域救急医療はどう守るべきか。スタッフが集まるのか、当院の存在価値はどこにあるのかなど不安材料を上げるとキリがない。


 悩んだ末に158床(HCU4床、感染症4床を含む)の病院にすることになった。しかし今後どうなるか正確に読めない事が多く、柔軟性をもって対応せざるを得ない。すでに病院の在り方を病院だけで考える時代ではなく、行政、市民も一緒になって新たな病院や医療システム創りをしなくてはならない。しかも、今からすぐに始めなければ間に合わないのではないだろうか。



平成28年4月12日


 国立病院機構指宿医療センター 院長
 田 中 康 博


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