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指宿 菜の花 通信(No226) 田舎医者の流儀(201)・・・またイノシシにやられた!!

 3月11日朝小山田の農園に行ったら、芝が無残に掘り返されていた、大ショック。昨年も3月下旬、同様の被害にあった。その様子を菜の花通信No199に書いている。「3月下旬の朝、農園に行ったら芝生部分の半分ぐらいを無残に掘り返されていた。イノシシの仕業と考えられた。この農園を開いて6年になるが初めてのことだった。今まで起こらなかったのがラッキーだったのかもしれない。侵入してきたと思える部位に新たに柵をこしらえてもらった。その後3週間位経つが侵入した形跡はない。しかし、侵入できる経路は未だ残っているので、完全に防げるとは思っていない。イノシシとの知恵比べだ。」

 早速、いつも庭の整備をお願いしている方に連絡し、掘り返された芝の修復をお願いした。更に、イノシシの侵入防止のため、庭の周りを完全に防護柵で囲う事にした。ホームセンターに必要な買い出しに行き、その日のうちに防護柵は完成した。さてこれでうまくいくか。通りかかった住民の人は、対策を施してきたが何度も突破されたと話してくれた。イノシシも生き抜くためには必死であり、これで防止できるか、更なる対策が必要になるか知恵比べだ。今回の対策に要した費用は用具代4万円、人件費2.5万円計6万5千円、仕方ない出費か。

 春になると例年コケ庭がカラスなど大型の鳥に掘り返されていたが、今年はコケのエリアに上から網を張り付けた。鳥は来ているが今のところは掘り返し防止ができている。これもこの方策でうまくいくかは解らない。農園を快適に維持していくには、様々の工夫が求められる。それに向き合って行くのもまた楽しい。

 今年の冬は寒さが厳しかった。寒さに弱いさくらランやハイビスカスなどは小屋の中に入れていた。寒さが和らいだので、やっと庭に出せるようになった。今までは寒さ対策が十分でなく何度も枯らしているので、今年は少し知恵を出した。

 春になりスミレが可憐な紫の花を咲かせ始めた。例年農園に咲くつくしすみれも可憐な花を咲かせ始めた。今までは多数の株が見られたが、今年はどういうわけが10株位しか咲いていない。今まで咲いていた場所に全くみられなくなった。寒さなどの条件だろうか、例年と違う。植物に詳しい家人もその原因は解らないという。水仙、チュ-リップも咲きだした。ホームセンターでパンジーなどを買ってきて鉢に植えなおし、春らしさを演出している。種から花を育てて楽しむ域にはなかなか達しない。勉強しなくちゃ。

令和5年3月15日

国立病院機構指宿医療センター 総合内科
 中 村 一 彦